鹿児島を代表する観光地 長崎鼻をまち歩き

長崎鼻鹿児島を代表する歌謡曲「南国情話」を聞くと長崎鼻を思い浮かべる方も多いのでは。私もそのひとり。メロディーや歌詞とともに長崎鼻の素敵な情景が脳裏に広がってくる。そんな長崎鼻が持つのは、観光地としての魅力だけではない。実は歴史、自然、文化、文学と様々な視点から眺めてみてもかなり楽しめる岬である。天候の良い日には、対岸の大隅半島に種子島、竹島や硫黄島とまるで地図のような世界が広がっている。

竜宮神社

竜宮神社長崎鼻には竜宮神社が祭られている。建立年代は古いものではないが、「竜宮は琉球なり」という故事を表現するかのような姿だ。天候の良い日には竹島や硫黄島といった南西諸島が望める場所であることから、海のかなたにある竜宮を彷彿させる絶好の場が長崎鼻といえるだろう。

長崎鼻海岸

長崎鼻海岸長崎鼻海岸からの開聞岳の眺望はすばらしい。約4000年前に誕生した活火山の開聞岳。その噴出物が、川尻海岸から長崎鼻にかけての海岸でも確認できる。そのなかには、オリビンという鉱物も含まれていて、探すと楽しい。

篠原鳳作句碑

篠原鳳作句碑戦前に活躍した俳人の篠原鳳作の句碑がある。篠原は30歳という若さで亡くなっているが、斬新な感覚の俳句を残している。長崎鼻の句碑には「しんしんと肺碧きまで海の旅」という句などが刻まれている。

長崎鼻灯台

長崎鼻灯台岬の突端には、昭和32年に建造された灯台がある。海を行き交う船の航海安全を願いながら現在も活躍しているが、ここに立つと南国情話の歌詞そのものの世界がここにある。一人眺めて感傷に浸るのもよいが、多くの方に改めて楽しく訪れていただきたい絶景の地である。

長崎鼻の地層

長崎鼻の地層長崎鼻はどのような岩石で形成されているかといえば、今から約10万年前よりもさらに古い時代に噴出した溶岩である。海岸や灯台の先に露出している岩の表面を観察すると、赤茶けた色をしていて、その内部に黒色の黒曜石がレンズ状に含有されているのがわかる。

赤水鼻

赤水鼻阿多カルデラの噴出物よりもさらに古い地層は、長崎鼻の北東にある赤水鼻でも確認できる。これらは約10万年前、指宿市街地周辺を中心にして大噴火して形成された阿多カルデラの縁にあたると推定され、周辺の地層よりもさらに古い地層が長崎鼻では観察できるわけである。

 

 

 

 

 


東川隆太郎 プロフィール

【職歴・略歴】

東川隆太郎NPO法人まちづくり地域フォーラム・かごしま探検の会代表理事。「まち歩き」を活動の中心に据え、地域資源の情報発信や、県内及び九州各地での観光ボランティアガイドの育成・研修、まちづくりコーディネートなどに従事する、自他ともに認めるまち歩きのプロ。
主なテーマは、地域再発見やツーリズム、さらに商店街やムラの活性化など。講演活動、大学の非常勤講師などを通しての持論展開のほか、新たな地域資源の価値づけとして「世間遺産」を提唱するなど、地域の魅力を観光・教育・まちづくりに展開させる活動に従事している。1972年鹿児島市生まれ。鹿児島大学理学部地学科卒。

2014-08-13

カテゴリ:いっぺこっぺさるこうかごしま

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