熱中症・応急手当講習-国保でHOT情報2011年9月号
毎年夏になると急増するのが熱中症。
今年は特に梅雨明けの時期が早く、昨年の3倍から5倍の速さで救急車の搬送率が増加しています。
また、最近施設内等で見かけることが多くなったAED(自動体外式除細動器)ですが、こちらの使用法や心肺蘇生法について、毎月定期的に講習会が行われているようです。
そこで国保でHOT情報では、鹿児島市消防局警防課の肥後賢志消防司令に「熱中症」について、また同局中央消防署南林寺分遺隊の金田僚消防士に「心肺蘇生等の救命処置」についてお話を伺い、8月24日と31日にお伝えしました。
3倍強のスピードで増加
肥後さん/鹿児島市内では昨年7月から9月までに3ヶ月で、177件出勤しました。今年は梅雨明けが早かったため、昨年に比べて3倍強のスピードで増えています。 -熱中症とはどのような病気でしょうか。 肥後さん/高温多湿の環境下で活動していて、体内の水分や塩分が失われ、体内のバランスが崩れた状態です。熱失神や熱疲労、熱痙攣、熱射病等があります。 -どのような状況で起こるのでしょうか。 肥後さん/日中に屋外で作業やスポーツをしている時や、屋内でも高温多湿な環境によって発症することがあります。 -熱中症にかかりやすい条件などありますか。 肥後さん/睡眠不足や体調不良時、日中屋外で急激な作業や活動をしたとき、また気温が上がらなくても湿度が高い場合など、起こりやすいと言われています。特に高齢者や乳幼児は気をつける必要があります。 |
熱中症の予防法等について分かりやすく説明する鹿児島市消防局の肥後消防司令(左)と和田由樹健康リポーター
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