歯の治療をとおして、社会的役割を担う歯科医療-国保でHOT情報2007年7月号
国保でHOT情報では、6月4日から始まった「歯の衛生週間」にあたって、(社)鹿児島県歯科医師会の四元貢会長にお話を伺いました。
5月30日と6月6日の2週にわたり、歯の健康と大切さや、歯科医の社会的役割をお伝えしました。
健康な暮らしに欠かせない、大切な歯―私たちが普段、歯の健康を保つために心がけることはどんなことですか? 四元先生/歯は、私たちの健康と深くかかわっています。歯の健康とは口の機能をどう保つか、そしてすべてが順調に保たれているかということです。4点ほど歯の役割ををあげてみましょう。まず、食べ物を噛み砕くということですね。2番目に、発音を助けるということです。私たち歯科医は電話で話すとき、どこの歯が欠けているのかすぐに分かります。会話がスムーズにできるのも、歯がそろっていて、はっきりと発音できるおかげです。3番目に、顔の形を整え、美しい表情をつくります。4番目に、歯ごたえを楽しみ、味覚を豊かに保つことです。また、噛むという機械的な刺激が、頭やあごの骨、顔の筋肉の発育を促し、表情豊かな顔をつくるほか、大脳の動きを活性化します。歯の働きはさまざまですが、健康的な生活をするうえで、欠かせないものばかりなのです。これらをうまく保ち、健康な暮らしができるよう心がけてください。 |
(社)鹿児島県歯科医師会の四元貢会長(写真右)と、健康リポーターの和田由樹さん(写真左) |
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