秋の味覚の定番として、様々な栄養素を含む「さつまいも」を使った3品を紹介します。
【今月の旬野菜】さつまいも
さつまいもの主成分はでんぷんで、加熱により一部が糖質に変わり甘みとなります。その際に重要なのはアミラーゼの関わり方。アミラーゼは70℃以上では効力がなくなるため、石焼きや低い温度の蒸し器、またはオーブンでじっくり、ゆっくり焼いた方が、よりアミラーゼが働き甘みを引き出すことができます。食物繊維が多いことで、整腸作用や便秘解消の働きがありますが、切った時に切り口から出てくるヤラピンという白い液体も、実は同じ作用があり、二重に腸をきれいにしてくれます。その他ビタミンCやビタミンE,カロテンも多く、抗酸化も期待できます。
さつまいも団子汁
材料
さつまいも 小1本 薄力粉 大さじ1・1/2 大根 40g 人参 30g 厚揚げ 30g こんにゃく 30g だし汁 カップ2~ 味噌 30g
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作り方
- 皮をむいて蒸すか茹でるかしたさつまいもをつぶし、
薄力粉を混ぜて小さな団子に形作り、熱湯で1~2分 茹でてから冷水にとり冷ましておく。
- 鍋にカップ2の湯を沸かし、適当に切った大根、人参を
入れて茹で、下ゆでしたこんにゃく、油抜きをした厚揚げ も適当に切って加え、さらに煮る。
- 汁気が少なくなるごとにだし汁を足しながらにて、大根
人参が煮えたら、味噌を溶き入れ、火からおろす間際に 1のいも団子を入れる。
エネルギー147Kcal 食塩相当量 1.6g 調理時間 30分
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さつまいもの揚げおろし煮
材料
さつまいも 小6本 ししとう 6本 揚げ油 適量 大根おろし 40g 【A】 だし汁 150cc 濃口醤油 小さじ2 みりん 小さじ2
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作り方
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さつまいもは皮つきのまま長さ3~4cmの棒状に切り 低めの中温の揚げ油で少し色づくまで揚げる。
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数か所楊枝で穴をあけたししとうもさっと揚げる。
- Aを温め、火からおろす間際に大根おろしを入れ、器に
1のさつまいもと2のししとうを盛ったものにかける。
エネルギー 112kcal 食塩相当量 0.9g 調理時間 20分
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さつまいもの野菜ジュース煮
材料
さつまいも 小1本 野菜ジュース 100cc 砂糖 大さじ1
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作り方
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さつまいもは1㎝の輪切りにし、面取りをして、熱湯に 入れて30秒ほど煮たら水にとり一旦冷ます。
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1のさつまいもをかぶる程度の水と一緒に鍋に入れ 火にかけ煮て、八分通り煮えたら野菜ジュース、砂糖 を加え、さつまいもが踊らない程度の火加減でさらに 汁気が半分になるまで煮る。
エネルギー 93kcal 食塩相当量 0.1g 調理時間 20分
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2013-11-05