教えて健康法
体幹を安定させて美しい姿勢を獲得しましょう-第8回教えて健康法(運動編)-
体幹を安定させて美しい姿勢を!
長年運動指導に携わっていますと、無意識のうちに、いろいろな場面でヒトの動作分析をしてしまう癖がついてしまいます。
例えば、ウォーキングしているあの男性、お尻周りの筋に左右差がありそう・・・とか、信号待ちのあの女性、脚をクロスして荷重に偏りが・・・腰痛・肩こり大丈夫かな?といった感じです。
何をみてそのように分析しているかというと、「体軸」の安定です。 (さらに…)
正しいフォームでのウォーキング-第7回教えて健康法(運動編)-
正しい姿勢でウォーキング
スポーツ庁の調査によると、週1回以上の運動を行っている人の割合は、51・5%(平成29年度スポーツの実施状況等に関する世論調査)。国民の約半数が定期的に運動を行っていることになります。
統計開始以降、5割を超えたのは、初めてであり、健康意識の高まりを再確認できるデータですね。
血管内皮を守るための食その3-第6回教えて健康法(栄養)-
前号では、「日本人の食事摂取基準」をもとに何をどれだけ食べたらいいかを考えました。
今回は、健診結果で何らかの異常がある人は、どう食べたら良いかを考えます。糖尿病なら、糖の量を抑える、高血圧なら塩分量を考えるなど食の基準は健診結果によって異なります。その基準は、肥満症の場合は、「肥満症診療ガイドライン」、糖尿病の場合は、「糖尿病治療ガイド」、高血圧の場合は「高血圧治療ガイドライン」など、各種ガイドラインがその根拠となります。
血管内皮を守るための食その2-第5回教えて健康法(栄養)-
健康を保持増進するための「日本人の食事摂取基準」
前号では、血管内皮を守ることが生活習慣病の予防になり、血管内皮は、食品に含まれる栄養素で作られ、維持されていると書きました。
さて、皆さんは、毎日、食べるものの種類や量をどうやって決めていますか?
日本には、健康の保持増進を目的とした「日本人の食事摂取基準」があり、「厚生労働大臣は、生涯にわたる国民の栄養摂取の改善に向けて望ましいエネルギーや栄養素の量の基準を定める」と、健康増進法に書かれています。これをもとに、考えていきます。
血管内皮を守るための食-第4回教えて健康法-
はじめに
「血管内皮」という言葉を聞いたことはありますか?
今、書店、コンビニ等の書籍コーナーで、このことが書いてある本をよく目にします。
話題の「血管内皮」を守る食を考えていきます。
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健康づくりのための運動(ストレッチ運動)-第3回教えて健康法-
柔軟性の低下が痛みの一要因
前回の筋力トレーニングに引き続き、今回はストレッチ運動(柔軟運動)について、運動方法等をお話していきたいと思います。
近年、筋力トレーニングに関しては老若男女、年齢に関係なく必要性が注目され、多くの方々がさまざまな種類のトレーニング法を実践しています。それに伴い、よい効果を獲得されている一方で、障害や身体状況が悪化する方も少なくありません。それは、身体の柔軟性や各関節の可動性が、十分でないのに無理に動かしたり、運動終了後の運動(クーリングダウン)が行われないことが、痛みや障害につながっている要因のひとつです。
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健康づくりのための運動(筋力トレーニング)-第2回教えて健康法-
介護や転倒予防等を目的とした筋力トレーニングが必要
前回の有酸素運動(ウォーキング)に引き続き今回は、筋力トレーニングについて運動方法等をお話していきたいと思います。以前までは、筋力トレーニング=男性や競技スポーツ実施者がするものであるといった感覚が強かったような気がします。しかしながら最近では高齢の方々は介護予防・転倒しないための体づくりや骨粗鬆症予防と言った目的のために筋力トレーニングが必要とされ、女性でもSNSに腹筋の写真を載せる〝腹筋女子〟やボディメイクのために率先して筋力トレーニングを取り入れる方が増えてきているようです。
健康づくりのための運動 -第1回教えて健康法-
変化するイメージが効果を生む
なぜ運動するのですか?目的はそれぞれだと思います。中でも多くの方が“健康のため”と答えるのではないでしょうか。健康な時は多くの場合、運動は大事だがなかなか実行されず、支障が出てから大切さを再認識するのではないでしょうか?是非運動する際には目標を掲げ「こうなりたい」「○○の数値がこの位まで変化するように」など変化するご自身のイメージを持ち、取り組むと効果も出やすいと思います。今まで運動を行っていない方が頑張りすぎて痛みを発症したり、ケガをしたりするケースも少なからずあります。無理をせず、少しずつ運動の強度を上げていく必要があります。そのために、正しい知識と実施方法・フォームを身に付けていただきたいと思います。